早生まれの子供は人権を侵害されているかもしれない

ちょっと過激なタイトルですが、誇張ではなく本当にそう感じています。なんの話かというと、保育園の話です。


早生まれではない子のことを「遅生まれ」というらしいですが、あまり馴染みがない言葉なので、本記事においては遅生まれの子のことを簡単のために「普通の子」と呼ぶことにします。別に早生まれの子が普通じゃないとは思っていませんので、その点はご了承ください。



さて、普通の子は以下のようなプロセスを経て保育園に入園します。

~ 普通の子の入園プロセス ~

  1. 産まれる。
  2. すくすく育つ。
  3. 次に初めて訪れた4月に保育園に入る。


一方、早生まれの子供は、

~ 早生まれの子の入園プロセス ~

  1. 産まれる。
  2. あっという間に4月が到来するので保育園には入れない。
  3. すくすく育つ。
  4. 翌年の4月に保育園に入る。


というプロセスで入園します。




ほとんどの認可保育園が4月に入園を受け付けるのですが、それまでに早生まれの子供は保育園に預けても大丈夫な状態まで育ちません。保育園によって「満◯ヶ月になっていないと受け入れ不可能」というのが異なり、例えばこんな感じだったりするのですが、まず生後数週間の子供は預けられません。というのも、赤ちゃんというのは産まれて1ヶ月の間はまともに外出すらできなくて、1ヶ月くらい経ってからやっと少しずつ日光を浴びられたり外にベビーカーで連れ出したりできる状態に育っていくものなので、保育園の立場からしても、産まれて3週間しか経ってないような子供を預かるなどというリスクの高いことはやりたくないでしょうし、それは当然のことです。



何が言いたいのかと言うと、つまり早生まれの子は0歳で迎えた4月時点では保育園に入るチャンスが無く、1歳になって迎えた4月に認可保育園にやっと入れる可能性があるということです。


一方、普通の子は0歳で迎えた4月時点で保育園に入れる可能性があり、そこで入れなくても1歳で迎えた4月時点でまた保育園に入れる可能性があるということです。



早生まれになってしまったがために、認可保育園に入園できる機会の数に差が出てしまうのは平等権の侵害ではないのでしょうか?弁護士ドットコムに相談してみようかな…)


うちの子はまさに早生まれで、先日ちょうど全ての認可保育園に断られました。妻は育児休暇中ですが、育児休暇も無限に取れるわけではありません。こんなに子育てがしづらい世の中では安心して子供を産めませんし、少子高齢化の流れから脱することも難しいのではないかと思います。


なお、入園できる機会の数が少ないだけではなく、「1歳児の募集人数は0歳児の募集人数より少なく、しかも応募人数は多い(※)」という状況もあり、不平等に拍車をかけています。(※自治体によりますが)


「4月入園だけではなく10月にも同人数入園できるようにする」とか「入園希望を出すのが初めての子供を優先する」とか、何かしらの対策があっても良いのではないかなと思います。



ちょっと余談にはなりますが、

  • 片親だと入園しやすい
  • 世帯年収が低いと入園しやすい
  • その地域に長く住んでると入園しやすい
  • 共働きだと入園しやすい

とか、色々な変数によって入園のしやすさが変わります(ポイント制になってます)。この中の「世帯年収が低いと入園しやすい(ポイントが高い)」というのもすごく理不尽だと思います。現状、「世帯年収が高い人ほど入園できず、かつ入園できた場合にも保育料が高額になる」のですが、差をつけるのって保育料だけで良くないですかね? 入園できる確率まで下げるのはちょっと酷いんじゃないかなぁと。僕みたいに「年収がズギャーンと下がる転職」をした場合、1年前の世帯年収が判断基準になるので、お金は無いわ保育園入れないわでかなりつらいです。




というわけでまとめると、これから子供を産もうとされている方は是非、

  • 子供が早生まれにならないように計画する・頑張る・運のよさを上げる
  • 子供が産まれる前後に年収を下げるような転職はしない

の2点、くれぐれもお気を付けください。



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