計算力を著しく向上させる方法 Part2

先日、計算力を向上させる方法についてのエントリーを書いたところ、なかなか好評でしたので続きを書いてみることにしました(嘘)。「計算力 向上」でググるとこのブログがそこそこ上の方に出てくるみたいで、PVも11万1111を割り切る最大の素数以上はあったようです。(10秒以内に「少なっ!」と思っていただけることを期待しています。誰に笑)


さて、先日のエントリーにも書きましたが、9桁×9桁の筆算を毎日解くことによって計算速度が上がることは、実践したみた人は多分に実感できたことと思います。しかし、実生活で役に立つレベルの計算力を身につけるためには、それだけではまだ足りません。他に必要なことがあと1つあります。それは「暗記すること」です。


何を暗記するかと言うと、それは「数字(あるいは数式)の個性を暗記する」のです。1度計算した計算式は2度と計算し直さない、ぐらいのつもりで暗記するのです。


例えば、「96」という数字を見た瞬間に、「あぁ、16×6でもあるし、12×8でもあるな」と思えるようになれば計算速度は向上しますし、「289」という数字を見た瞬間に「おいどうした平方数よ」と思えるようになれば計算速度は向上するわけです。社会人になると細かい計算よりも概算の方が大事になってくるので「秒間10アクセスってことは1日に86万4千アクセスだから、1ヶ月ではだいたい2500万アクセスだなぁ」のような計算が重宝することの方が多いように思いますが、そのような概算も「どの数字にはどのような個性がある」ということを覚えておくと、得てして精度も速度も向上するように思います。1日は86,400秒なのです。1年間は52週間なのです。全部暗記してしまうと何かと便利なのです。


実際、算数の苦手な小学生に「1.2×8=?」のような計算ドリルをひたすら(100問解くまでの時間を短くすることを目標に)解かせてみると、不思議と算数の成績が上がったりします。これは脳内で「8+1.6」などと計算しているからではなく、数字や数式の個性を覚えているからなのです。1.2×8という計算は(1+0.2)×8だから8+1.6でつまり9.6、などと毎回忠実に計算している子は、決して高速に計算できません。1.2×8は9.6だと覚えてしまうのです。


具体的に何を覚えるべきか、というのは状況に応じて変化するでしょう。1日は86,400秒であることを覚えたり、100以下の素数は25個あるという事実を覚えたり、2の32乗は4,294,967,296であることを覚えたり、あるいはなんらかの定理を丸暗記したり。実際私が小学生の頃は3.14×1=3.14、3.14×2=6.28、... 3.14×9=28.26という計算は覚えていましたし、その計算はあまりにも頻出だったのでテストで高得点を取るために直接的に役に立ちました。大学受験の頃は「自然数aとb、非負整数xとyがあったとき、ax+byで表すことのできない最大の数はab-a-bである」という取るに足らないことまで暗記していました。(これは結果的にあまり役には立ちませんでしたが^^;)


というわけで、あけましておめでとう的なことも書かずにこんな記事が2011年最初の記事だったわけですが、今年もよろしくお願いいたします。


# 9桁×9桁の計算を気軽にやってみたいという稀有な方のために、こんなサイトを昨年末に作りました。よろしければお試しくださいませ。