読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

WBSでミッシー感を味わう

雑談

World Business Satelliteではなく、Work Breakdown Structureです。要は「どんなタスクをこなすか」というのをどんどん細かく分割していくという、進捗を把握しやすくしたり見積もりの精度を上げる手法の一つです。今この作業を粛々とやっています。わかりやすく言うと、例えば「夕食を食べる」というタスクはそれだけでは「何時間かかるのか」「何をすればよいのか」がよくわかりませんよね。45分かかるのか、60分かかるのか。そこでタスクを分割します。「夕食を食べる」というタスクは「チャーハンを作る」「飲み食いする」「片付ける」という作業に分割され、「チャーハンを作る」は「近所のスーパーに行く」「卵と人参とピーマンと豚肉と玉ねぎを買う」「自宅に戻る」に分割されて…と、必要十分な精度で見積もれるようになるまで細かく分割していきます。以下の図は細かくタスク分割してみた結果です。



※ 塩コショウなどの味付け作業は1分もかからないので、調理中の適当なタイミングでやりましょう、というなんとも曖昧な感じです。


最初は何分かかるか、何をすればよいかよくわからなかった「夕食を食べる」という行為が、およそ65分で完了することがわかりました。このWBSで難しいのは、

  • どこまで細かくすれば最も高精度になるかを判断すること
  • 作業を漏れなく網羅すること(ミッシー = Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive にすること)

の2点に尽きるかと思います。


前者はおそらくエンジニアの個性や経験によって大きく異なってくるかと思います。今までのタスクを集計してみると、私の場合は作業の見積もりが2時間〜3時間程度になったときに最も精度が高くなるようです。この値が6時間程度の人もいれば、1時間程度の人もいるかもしれませんね。感覚的にはこれが6時間を超えると、分割が足りていない証拠です。それ以上分割できない作業の見積もりが6時間以上になるようであれば、調査タスクが欠如していることが多い気もします。(やってみないとわからない的なタスクを無理やり見積もると大体多めの見積もりになってしまいがち、という意味です。)


後者は私が最も苦手とする(笑)、ロジカルシンキング的な部分ですね。いわゆる世間のコンサル屋さんの方々が言うところの、フレームワークを使うといいよって奴です。これがなかなか難しくて、自分で満足の行くミッシー感を味わったことがありません。上記の「食材を買ってくる」という作業に対して「コショウは買わなくていいの?」という疑問は解決されているかとか、「片付ける」という作業に対して「フライパン洗ってないじゃないか!」とか、漏れが存在してしまうわけです。この漏れを限りなく少なくしつつ、かつ多少の漏れがあってもその分の作業を入れる余裕を持たせたスケジューリングにしたり、漏れを簡単に発見できるようにアジャイルで開発したりとか、ゴニョゴニョとやっているわけです。


今もちょうど自分なりにミッシーにしようとちょっと頭を火照らせていて、気分転換にこの記事を書いています。